CEO GREETING代表取締役ご挨拶
1974年2月、第一次オイルショックの翌年にあたるこの年に弊社は誕生しました。以来半世紀を経過しておりますが、当初は学習塾専用教材の開発を目指しました。弊社の社名は教育の「育」と伸長の「伸」からなっておりますが、創業者の思いが伝わってまいります。弊社創業者苅草國光は東京都足立区で60年余りも地元の子どもたちを相手に「苅草学院」を営み、その卒塾生数万人は各方面で活躍しておられます(苅草学院は創業者没後に閉鎖されました)。学習塾を営むかたわらで育伸社を立ち上げたのは、学習塾をはじめとする民間教育をサポートしたい、という強い思いがあったからでした。現在では民間教育にとどまらず公教育も含め、幅広い分野に教材を提供する会社になりました。
弊社は創業時より「自社開発」にこだわりをもってきました。それを利用してくださるお客様から教えをいただきながら、たえず品質を強化させていきたい、という思いがありました。教材の品質を不断に向上させるためには教材理論を系統的に研究し、開発する専門的な部門が必要であることは論を待ちません。同時に、利用される教育現場の声やニーズを不断に取り込むためには、その現場とキャッチボールできる部隊も必要になります。こうして編集制作部と営業部が生まれました。
弊社は先生が教えやすく、子どもたちが使いやすい教材を目指しています。教える先生の目と学ぶ子どもたちの目を統合し、それをシナリオ化するための第三番目の目が必要であると考え、「3つの目」を常に念頭においております。そして、最終の使命は子どもたちの学力を真に向上させることだと考えています。そのためにはそれぞれの教材に学習のゴール目標が設定されていなくてはならず、対象とする学力ゾーンが明確化されている必要があると考えています。また、常に教育現場は限られた時期や時間とともにありますから、その使用期間と使用方法が説得的に開示されている必要があります。
また、子どもたちの学力を測定するためには正確な診断が欠かせません。弊社では創業期より学力テストを制作し、成績処理を行ってまいりました。小学1年から中学3年までの主要教科を実施しておりますが、学習指導要領に準拠した適正な進度・カリキュラムを守り、子どもたちの理解度や到達点を正確に分析し、指導者の視点を強く意識した「テスト実施後」の定着教材なども用意しております。小6や中3といった受験学年の生徒さんについては全国すべての全日制中学校・高等学校の志望校判定が可能となる仕組みもそろえています。各学校の詳細なデータは逐次更新され、進学指導用資料として活用されております。
弊社では、教材やテストといったモノの流通を重視し、物流部門を充実させてお客様の利便性を重視しております。また、近年は教育現場にデジタル化の波が押し寄せ、AIとの共生も課題となっておりますので、社内にICT部門を発足させ、社内の有機的な連携だけではなく、NEXTiやHOPE ROOMなど、お客様へ提供させていただくサービスの強化に努めております。
新たな技術や社会の変化は喜ばしいものだけではなく、深刻な副作用も伴ってまいります。さらに、少子化や地方の過疎化などの問題は「教育上の新たな貧困化」をつきつけています。
弊社は、新たな時代にふさわしい高付加価値サービスを提供し続けると同時に、こうした影の部分を乗り越えるための方策に全力を傾注して参りたいと考えております。
株式会社育伸社
代表取締役社長
石見広志